第00933号-老齢基礎年金の繰下げ受給とは 一日一問FP合格への道

一日一問FP合格への道
2025年4月14日号
VOL.933

皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。

■本日の問題

老齢基礎年金を繰下げ受給する場合、繰下げによる加算額を算出するときの増額率は最大42%となる。

■答えは?



✕誤り

■解説

老齢基礎年金は原則として受給開始年齢は65歳となっていますが、申請により繰上げ受給や繰下げ受給ができるようになります。

この申請を行うと65歳到達月から前後させた月数に応じて、一生涯にわたり年金額が所定の割合で増減額されます。

なお、原則として老齢基礎年金と老齢厚生年金は同時に繰上げ請求をする必要があります。

■繰上げ受給の場合

繰上げ受給とは、年金受給を60歳~64歳から開始するように受給を早めることです。

「繰上げた月数×0.4%」の割合で年金額が減額されます。
※1962年4月1日以前生まれの人は0.5%

老齢年金を繰上げ請求すると、繰上げする期間に応じて年金額が減額されます。生涯にわたり減額された年金を受給することになります。

■繰下げ受給の場合

繰下げ受給とは年金を65歳で受け取らずに66歳以後75歳まで※の間で繰り下げて増額した年金を受け取ることです。

「繰下げた月数×0.7%」の割合で年金額が増額されます。

繰下げは最長で75歳到達日まで行うことができ、繰下げ月数が10年=120ヶ月となります。

よって、繰下げ受給による最大の増額率は「120月×0.7%=84%」です。

2022年3月31日以前は70歳までしか繰下げることができず最大の増額率は42%でしたが、法改正がされて84%に増加しました。

■出題範囲
ライフプランニングと資金計画

編集者:yama

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