AFP(エーエフピー)とは

AFPとは?


アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー資格認定(AFP)とは、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)が主催する検定試験です。
AFPはFP技能士とは別の資格で国家資格ではありません。
顧客のニーズに対し、適切なアドバイス・提案書の作成技術を持つFP技能者にはAFP資格を与えようというものです。

AFP資格の概要


1:顧客に対してファイナンシャル・プランニングを行うための基本的なインタビュー技術、提案書の作成技術、プラン実施援助のための諸知識を有している。
2:顧客に対してファイナンシャル・プランニングを行うための、ライフプラン、金融、証券、保険・年金、ローン、不動産、税金等の幅広い基礎知識を有していること。
3:顧客を指導、支援する上で、ファイナンシャル・プランナーとして必要な経済、法律、税務の一般知識を有していること。
4:ファイナンシャル・プランナーとして、顧客の利益を最大限に守る高い職業的倫理観を有していること。
5:社会的職業人にふさわしい教養、知識を有していること。

以上がAFP資格の概要となります。

AFPを取得するためには?


AFP資格の取得方法ですが、AFPは「2級FP技能検定合格+AFP認定研修の修了」+「 日本FP協会に資格認定会員として入会」
以上の条件を満たすことで、AFP資格のライセンスが授与されます。
国家資格「FP技能士2級試験」はAFP試験でもあるというわけです。
またFP協会への入会はお金が必要となります。
AFP資格がいらない人はAFP認定研修を受ける必要はありません。
実は、このAFP認定研修が意外とやっかいなんです。
その理由は、必修科目が8科目もあるからです。


(1)FP基礎
(2)金融資産運用設計
(3)不動産運用設計
(4)ライフプランニング
(5)リスクと保険
(6)タックスプランニング
(7)相続・事業承継設計
(8)提案書の作成

研修でこれだけやるんです・・・結構手間も時間もかかりますよね。
ですが、その分AFPは質が高い資格といえます。
ちなみに、AFP認定研修の受講期間は、通学では「1ヶ月以上1年以内」、通信講座では「3ヶ月以上1年以内」となっています。
この「AFP認定研修」は日本FP協会が認定する教育機関で実施されています。
受講の方法は各教育機関で異なります。
主にLECや大原、ユーキャンなどの資格学校がその教育機関になるので、通信講座のコースをチェックするとAFP認定研修が含まれたコースがあります。
国家資格「FP技能士」は一度取得してしまえば、ずっと所持できます。
それに比べAFPは2年ごとに資格の更新が必要となっています。
自分にとって本当に必要な資格かどうか、一度考えることも必要だと思います。

AFP認定者は、2年毎の資格更新が義務


一度AFPの資格を取得したからといって、そこで全てが終わりではありません。
AFP認定者は、2年毎の資格更新が義務となります。
しかも、AFPを維持するにはお金が必要です。
【入会金】10,000円(登録時のみ) 【年会費】12,000円
2年ごとに更新しなくてはならないAFPの資格。
資格更新には、継続教育単位の要件を満たさなければなりません。
更新のためには毎月送付されてくる「FPジャーナル」の誌上テストを解いたりして必要単位を貯める必要があります。
これに対し、国家資格である「FP技能士」は一度取得したら一生有効で、更新なんて必要ありません。
AFPは業界内での認知度は高く、独立・開業者にとっては信頼性と評価が高まりますし、これをきっかけに人脈が広がったりもします。
もちろんCFPを目指している方は必ずAFPにならなければいけません。
しかし、金融機関などで働いており、実務でAFPの資格が活かせる方は是非取得するべきだとは思いますが、実務で必要という方以外の方で漠然とAFPの取得を目指している方は、この資格をどう活かしていくのかをしっかりと考えておくべきでしょう。