第00910号-退職所得の計算 一日一問FP合格への道 一日一問FP合格への道

一日一問FP合格への道
2023年5月15日号
VOL.910

皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(5月28日)まであと13日!

■本日の問題

令和4年3月31日に29年7ヶ月勤めた会社を退職し、退職一時金3,000万円を受け取ったAさんの課税対象になる退職金額は750万円である。

■答えは?



○正しい

■解説

退職所得の計算式は、(収入金額-退職所得控除額)×1/2となります。

まず求めなければならないのが退職所得控除額です。

退職所得控除額の計算式は2通りあり、それは勤続年数により異なります。

▽退職所得控除額の計算式

(a)勤続年数20年以下の場合
=40万円×勤続年数(最低80万円)

(b)勤続年数20年超の場合
=800万円+70万円×(勤続年数-20年)

となります。

問題の場合ですと勤続年数が20年を超えているので(b)に当てはまります。

このとき注意しなければならないのが「○ヶ月」という単位です。

今回の問題のように7ヶ月というような1年未満の端数がある場合、それは1年として計算します。

よって計算式に代入すると、退職所得控除額=800万円+70万円×(30年-20年)=1,500万円となり、退職所得控除額は1,500万円となります。

退職所得控除額がわかったので、次は最初の退職所得の計算式を使います。

退職所得=(3,000万円-1,500万)×1/2となり、750万円が答えとして出てきます。

よって課税対象になる退職金額は750万円となります。

■出題範囲
タックスプランニング

編集者:yama

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