FPの資格取得で分かったお金の知識の大切さ

なこさん(34歳 女性 京都府 フリーランス)からいただいたFP合格体験記です。

会社で推奨されていたFP資格。
周囲の人たちもみんな挑戦していた事から自身も勉強を始めるなこさん。
独学で勉強したというなこさんは、とある方法を実践して合格したとの事。
その方法とは一体何なのか、ぜひ続きをご覧ください。


私がFPの試験を受けたきっかけは、当時勤めていた会社で推奨されていたからです。

2級取得で昇給があるので、ほとんどの人がチャレンジしていました。

周りの人も独学だったので、予備校は使わず独学で勉強を始めました。

まず2級の受験資格の一つである3級を取得し、そのあと2級の勉強に取りかかりました。

使用した教科書は『みんなが欲しかった! FPの教科書2級』、問題集は『みんなが欲しかった! FPの問題集2級』です。

3級受験のときに先に取得していた先輩におすすめされ、教科書が見やすく内容も分かりやすかったので、2級も同じシリーズにしました。

働きながら勉強する日々

働きながら勉強するのはとても大変でした。

睡眠時間を削ると日中に眠くなって仕事に支障をきたすおそれがあるので、平日は通勤時間だけと決めて勉強していました。

通勤時間は片道1時間以上あるので、電車の中ではずっと教科書を読んでいました。

そして、週末は1週間分の読んだ内容が理解できているかを問題集で確認します。

休日もずっと勉強するとストレスがたまるので、時間を決めて勉強し、リフレッシュする時間は削らないようにしていました。

メリハリをきちんとつけることが勉強を続けるコツだと思います。

その方法でひと通り教科書と問題集を終えると、次は電車の中で問題を解きました。

『FP2級ドットコム』というサイトの「過去問道場」で問題を解くことができるので、ひたすらスマートフォンで問題を解いていました。

こちらのサイトも3級の受験でも大変お世話になっています。

私は、特にタックスプランニングと不動産分野が苦手だったので、試験の直前はほぼその分野を集中的にしていました。

また、実技試験の過去問で時間が足りなくなることがあったので、問題を解く順番やスピードも意識していました。

私は日本FP協会で試験を受けたので、資産設計提案業務が試験範囲です。

実際の本番の試験でも、まずタックスプランニングと不動産の問題を解きました。

そして、分からない問題はこだわりすぎずに飛ばしていき、最後に解くこともポイントです。

私が2級を取得するまでにかかった費用は、受験料を除くと3級と2級それぞれの教科書と問題集のみです。

試験を振り返ってみて、得られたもの

勉強した期間は3級で2か月、2級で3か月ほどでした。

2級は3級の試験内容をさらに詳しくしたものなので、3級の後は間隔を空けずに受験したため2級の勉強はこのくらいですみました。

私は1日に勉強する時間が少なかったのでこのくらいかかりましたが、もっと時間がとれる人はもっと短いかもしれません。

昇給目的で挑んだ資格でしたが、試験に合格してから昇給以外でも知識を利用することがたくさんありました。

家族はお金に対して詳しくないので、保険や投資信託など金融商品はすすめられるがまま契約していましたが、私が学んだことでそれらを見直すきっかけになりました。

また、住宅ローンや贈与税、相続税といった初めての出来事の際にも役立ちました。

退職したときは、退職後の社会保険の手続きや制度について知識として持っていたためスムーズに手続きできました。

これらの知識は、FPの勉強をしていなかったら私はずっと知らないままでした。

お金の専門職の人でなければお金の知識がある人は少ないので、私達は知らないことを気にする機会すらあまりないように感じます。

そして、自分から進んで調べなければ、誰かから教えてもらえるということもめったにありません。

自分が損をしないためにも、基本的なお金の知識を身に着けるという目的でFPを取得するのが良いと思います。

基本を知っていれば応用できますが、知らなければスルーしておしまいです。

半年弱しっかり勉強して資格を取得したことで、その後の人生で活用できる知識が身に着いたので取得して良かったと思います。


なこさん、とても参考になるFP合格体験記をご投稿いただきありがとうございます。

なこさんのいう通り、勉強にはメリハリがとても重要です。
社会人という限られた時間や体力を、いかにして使って勉強していくかが試験には重要でしょう。
保険や投資信託など、お金に関する問題に知識を持って取り組めるというのは現代社会においては非常に強力な武器です。
今回はそんな実体験に基づく、なこさんの貴重なFP資格に関するお話でした。

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