FP3級を勉強することになったきっかけと資格を取得して役立ったこと

私がFP3級試験を受けたきっかけは、積立NISAを始めたことでした。

私は元々投資信託・株式の購入を行っていましたが、親の見様見真似で、勧められるがままに購入していました。

積立NISAが勉強を始めるきっかけになった

ある日、積立NISAという制度を知り、ネットで調べると、積立NISAは長期保有を目的とし、利益に関し税金がかからないという情報を見かけ、今やっている投資信託よりも資産形成の近道になるのではないかと思い、新しく自分で始めてみました。

この時に、国の制度に対する正しい知識がないと、知らないうちに損をしているんだなと感じ、お金に関してもっときちんとした知識を勉強したいと思いました。

しかし、お金に関する知識というと何だか少し、漠然としており、何をどうやって勉強したら良いかわかりませんでした。

そのため、最初はYouTubeやブログで、投資に関する情報を探していましたが、その中でFPや簿記の資格が紹介されていました。

ファイナンシャルプランナーという職業は、分譲マンションの相談会などで聞いた事があったため、FPの試験勉強をすれば広いお金の知識を身につける事ができるのではないかと思い、チャレンジしてみることにしました。

私の勉強スタイルは2週間で平日1時間・休日2時間

勉強は、口コミで評価が高かった「みんなが欲しかった! FPの問題集 3級」を購入し、およそ２週間の時間をかけて独学で取り組みました。

平日は働いた後３０分から１時間程度、休日は２時間程度勉強していたと思います。

私はとにかく解いて覚えるスタイルで勉強しました。

テキストも購入しましたが、試験勉強としては、ほとんど使いませんでした。

教材に掛かった費用は４千円かからないくらいでしたが、フリマアプリで購入もお薦めです。

昨年度くらいでしたら、古い年度でも問題ないと思います。

私にとって、投資に関する内容以外は始めて目にする事ばかりでしたので、だいぶ頭の中が混乱したことを覚えています。

どうしても混乱してしまう内容は、自分でノートに書いて整理しました。

全部でA４用紙４枚ほどです。

会社では昼休みにノートを見て暗記していました。

お金の知識がなかった私でもFP3級ぶ合格できた

お恥ずかしいことに、私は今まで、年金や保険に関して興味を持った事がなかったため全く分かっておらず、今回こういう試験形式でなければ勉強しなかったであろう科目でした。

投資だけに絞らず、広いお金の知識を得るという目的だったため、FP3級を受けてよかったと思いました。

実技試験は資産設計提案業務を選択しました。

私は申し込みの際、合格率などで実技は何を選択するか悩んでしまったのですが、正直どの実技にしても大差は無かったと思います。

FPは自分のためだけでなく、自分の身近な人の役にも立つ知識

ところで、FP3級試験は無事合格しましたが、実際のところしばらくはこの知識が活かせるような場面はありませんでした。

勉強していて良かったと強く思ったのは、子供ができ、家族が増え、家を購入することになってからです。

予め知識があったので、再度調べながらではありますが、ライフプランシミュレーションを何パターンか検討し、自分たちに合った住宅購入費用を検討する事ができました。

FP協会を通し、ファイナンシャルプランナーにライフプランシミュレーションの依頼をすることもできるかと思いますが、家族で話し合いながら、自分の家庭に合わせて細かい検討を何回もできるのは良い事でした。

また、主人にも色々制度の質問をされ、試験勉強をした際に使用していたテキストを元に説明をしました。

この時に「さすがFP」と褒められ、頼りにされ、自分の知識が役立って認められたことがとても嬉しかったです。

問題集は手放していましたが、テキストは内容が良く纏まっていたため、参考に手元に残しておいて良かったと思います。

最後になりますが、FPは資格を取得した時よりも、長い人生の中で度々役立つ資格だと思いました。

仕事に活かせるだけではなく、社会人としての教養や、家庭のために活かせる知識が身につくと思います。

住宅購入や、子供が生まれてから、財産分与など、必要になったその時に勉強しても良いのですが、予め勉強して広い知識を持っていた方が、いざという時にスムーズに物事に対応できるのではないかと思います。

これからの人生において「今」が一番若いので、いつか資格を取ろうではなく、思い立った「今」取ってみることを、私自身の体験からお薦めします。