独学でＦＰ2級に合格した私の体験談

私がファイナンシャルプランニング技能士（以下、ＦＰとします）試験を受験したのは、仕事に役立つかもしれないと思ったことがきっかけでした。

当時は事務員をしていたので、経理の場面で役立つし、将来的に考えても取得しておいて損はないと考えました。

そこで、まずはＦＰ3級を受験してみることにしました。

私の勉強法は完全独学で内容や問題を繰り返すこと

独学でできるところまでやってみようと思い、購入したテキストは『みんなが欲しかった！ＦＰの教科書 3級』です。

イラストが多く内容も分かりやすく記載されていたので、書店で思わず手に取りました。

初めてＦＰの勉強を始める人にはおすすめの1冊です。

勉強の流れは

①テキストを2回ほど通しで読み、内容を理解する
②テキストを見ながら問題を解いてみる
③テキストなしで問題を2回ほど繰り返し解く
④間違えた問題をピックアップし、解けるようになるまで解く
⑤過去問題を繰り返し解き、合格点を上回るようにしておく（過去3回分ほど）

このような流れで勉強していました。

実技試験では個人資産相談業務を選ぶことにしました。

勉強期間は3ヶ月ほどで、独学のため費用はテキスト・問題集の購入費用と受験料、受験当日の交通費くらいでしょうか。

試験当日は今まで使っていたテキストと問題集を持参し、直前まで試験会場で確認をしていました。

努力が報われたのか、結果は合格。

学科試験はどの分野も満遍なく点数が取れていましたが、実技試験は第2問の点数があまりよくありませんでした。

自信がついた私は、そのまま同じ年に2級の試験も受験することにしました。

テキストは3級の時にお世話になった『みんなが欲しかった！ＦＰの教科書』シリーズの2級版を使いました。

勉強法や期間はおおよそ同じです。

2級の実技の際も個人資産相談業務を選択しました。

2級も無事に合格。

学科試験の「Ｂリスク管理」と「Ｃ金融資産運用」の点数がイマイチでしたが、今度は実技が満遍なく良い点数でした。

難易度については、私の受験した3級や2級レベルであれば独学でも充分合格可能だと感じました。

一度独学で取り組んでみて難しそうであればスクールなどの手段を検討してみるのも手だと思います。

FP試験を受験では資産や税金などのお金の知識を知ることができる

ＦＰ試験に関して、私自身は受験して良かったと感じています。

ＦＰ試験では、個人の資産や金融商品、税金や不動産など、人生にまつわるお金の知識について問われます。

どれも私たちが社会で生きていく上で関わらずにはいられないものばかりです。

ＦＰの勉強をすることによって、人生の様々なイベントに対応できる力を身につけることができると私は考えています。

今までは確定申告や社会保険の話題などには、なんとなく取っつきにくいイメージを持っていましたが、それらに対する苦手意識もなくなりました。

制度や手続きを知ることで、生きていく上での損をなくしていける

きっかけは仕事のためと受験し取得したＦＰでしたが、どちらかというとプライベートでの恩恵の方が大きかったように思います。

社会では、“知らない”ということで損をしてしまう場面が多くあります。

自分を救済してくれる制度があったとしてもそれを知らなければ利用することができませんし、必要な手続きを怠ったために本来支払わなくても良いお金を使ってしまうこともあります。

税金や社会保障などの制度はその時々によって変化していくものなので、常に最新の情報に自分でアップデートしていく必要はありますが、お金に関する知識の引き出しを増やすことができるという面で、勉強しておいて損のないものだと思っています。

ＦＰ資格は一般的に、職業柄金融知識を必要とされる銀行員や証券会社の社員が受験すると思われがちですが、どのような人にとってもおすすめの資格の一つですので、これから何か資格を取りたいと思っている人はぜひ勉強してみてはいかがでしょうか。