第00180号 買いオペレーションと金利 一日一問FP合格への道メルマガ

一日一問FP合格への道
VOL.180

皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(5月23日)まであと116日!

■本日の問題

【買いオペレーション】とは、中央銀行が市場から直接、有価証券などを買い入れ、市場に通貨を放出する市場操作であるが、
買いオペが実施されると、市場に流通する通貨が増加することで金融が緩和し、金利が下がる。

■○か×か?



○正しい

■解説

市場原理に関する問題です。

市場は、さまざまな要因が相対的に働きあって常に動いています。
例えば、今回の問題のように、市場に出ている通貨量が多くなると、
金利が下がり、金利が下がると景気が上向く、などのようなことです。

では、なぜ通貨量(マネーサプライ)が増えれば金利が下がるのでしょう。
以下のように説明できます

金利とは「お金の値段」と憶えると大変わかりやすいです。

銀行などからお金を借りる場合には必ず金利がかかります。
また、預金した場合は逆に利息(金利)がもらえます。

例えば世の中にお金が溢れていれば、誰も銀行からお金を借りたいと言う人はいませんね。
そうなれば銀行も、お金を貸す時に金利を低くして、どうか借りてくださいと出ざるをえません。
また、金利が低いのですから、銀行に預金して置くよりも、
株を買ったり、不動産に投資したり、事業投資したりしたほうが利回りがいいので、どんどん世の中にお金が溢れます。
これを好景気といいます。

逆に、世の中にお金が不足していたら、お金を借りたいと言う人は増えます。
銀行も、世の中に不足する貴重なお金を貸すには、金利を高く設定しないと元が取れません。
また、金利が高くなると、お金を預金する人も増えます。利息がいいのですから当然です。
そのため世の中のお金の流通量は減っていく一方になります。
これを不景気と言います。

このように金利はお金の需要と供給量によって決まる、「お金の値段」と言うわけです。

■出題範囲
金融資産運用

編集者:koba

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