第00186号 株主の権利 一日一問FP合格への道メルマガ

一日一問FP合格への道
VOL.186

皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(5月23日)まであと108日!

■本日の問題

株を購入した株主が得る主な権利として、経営参加権、利益配当請求権、残余財産分配請求権がある。

■○か×か?



○正しい

■解説

株主(投資家)が出資を行い、それを利用して企業が事業を行い、その事業で得た利益を株主に還元するという仕組みが株式会社制度の基本的な形です。
また、株主には出資した企業に対して、様々な権利が発生します。

(1)経営参加権(議決権)
経営参加権とは株主が株主総会と呼ばれる企業の今後の重要な方針を決定する決議などに出席することができ、間接的に経営に参加できるという権利です。
株式では1単元あたりの株式数が1000以下とされており、所持している株式が1単元に満たない株主には株主総会での議決権は認められていません。

(2)利益配当請求権
これは企業の利益に応じて、その利益の一部を株主優待や配当金といった形で受け取ることのできる株主の権利です。
しかし、株主優待や配当金を得るためには権利付最終売買日(=権利確定日の4営業日前)後場取引終了時点で株式を保有しなければ権利が得られません。
権利確定日は企業の決算期である3月に設定しているところが多いですが、企業によって多少異なります。
また、企業の業績が悪ければ株主優待や配当金をもらえないこともあります。

(3)残余財産分配請求権
企業が解散するときに背負っていた債務弁済後、残った財産を持ち株数に応じて分配してもうことを請求できる権利です。
しかし、債務が大きく財産が残らなかった場合は株主への分配金はありません。

以上のように株主になれば非常に多くの権利を取得することができます。
FPの知識を増やしていき、株主を目指してみるのもいいかもしれませんよ?

■出題範囲
金融資産運用

編集者:yama

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