第00345号 マネーストック統計 一日一問FP合格への道メルマガ
一日一問FP合格への道
VOL.345
皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(1月23日)まであと29日!
■本日の問題
日本銀行が公表しているマネーストック統計は,居住者のうち,一般法人,個人,地方公共団体などの通貨保有主体が保有する現金通貨の残高を集計したものであり,銀行等の金融機関が保有する通貨も含まれる。
■○か×か?
↓
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↓
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×誤り
■解説
マネーストック統計に含まれる通貨は、国内の一般個人や法人、地方公共団体が保有する通貨で、銀行や証券会社等のの機関が保有する通貨は対象外となります。
マネーストック統計とは、世の中に流通している貨幣の量を示す統計指標のことを指し、毎月日本銀行が調査をして発表しています。
以前は「マネーサプライ統計」と呼ばれていましたが、2008年5月から「マネーストック統計」へと名称が変更されました。
ちなみにこの名称変更の背景には、郵政民営化があります。
冒頭でも記しましたが、このマネーストック統計に含まれる通貨は、国内の一般個人や法人、地方公共団体が保有する通貨で、銀行や証券会社等のの機関が保有する通貨は対象外となりますが、預金通貨はその対象に含みます。
何故銀行に預けられている預金通貨がマネーストック統計に含まれるのかというと、これは、実際の経済活動において、銀行に預けられているお金は、現金とほぼ同様の機能として活用されているからです。
銀行には現金の何倍もの量の預金残高が存在しています。
実際に、電話、電気、ガスといった公共料金などは、この預金から自動的に引き落とされているため、預金通貨はお金としての機能を果たしているとされるています。
また、金融機関が積極的に貸出しを行うことで、世の中に流通する貨幣の量が増えるため、マネーストックが増加し、一般的には景気が良くなる方向へ作用するとされます(多すぎればインフレに)
逆に、金融機関の貸出しが減ると、世の中に流通する貨幣の量が減るため、マネーストックは減少し、マネーストックの減少は世の中の通貨量全体の減少につながり、一般的には景気を押し下げる方向へ作用するとされます。
※代表指標の変更
マネーサプライ統計の代表指標=M2+CD
マネーストック統計の代表指標=M3
■出題範囲
金融資産運用
編集者:yama
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