第00347号 退職所得の計算 一日一問FP合格への道メルマガ
一日一問FP合格への道
VOL.347
皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(1月23日)まであと24日!
■本日の問題
勤続年数35年1ヶ月のSさんが3,800万円の退職一時金を受取った場合、Sさんの退職所得は940万円となる、
■○か×か?
↓
↓
↓
↓
○正しい
■解説
問題の通りです。
退職所得は「(収入金額-退職所得控除額)×1/2」で求めることが出来ます。
しかし、退職所得を求めるためには退職所得控除額を求める必要があります。
この退職所得控除額は、勤続年数によって式が異なります。
(a)勤続年数20年以下 = 40万円×勤続年数(※最低でも80万円)
(b)勤続年数20年超 = 800万円+70万円×(勤続年数-20年)
以上が退職所得控除額を求める際に使用する式となります。
本問に当てはめると、Sさんの勤続年数は35年1ヶ月ですので、(b)の式に当てはまります。
また、本問のような1ヶ月という1年未満の端数がある場合ですが、この場合、このような端数は1年とみなします。
よってSさんの勤続年数は35年1ヶ月ではなく、36年とみなすこととなります。
これを計算式に当てはめると、退職所得控除額は「800万円+70万円×(36年-20年)」=1920万円となります。
よって、退職所得 = 「(3,800万円-1,920万円)×1/2」となり、940万円が退職所得となります。
■出題範囲
タックスプランニング
編集者:yama
最近のコメント