第00349号 不動産鑑定評価の方法 – 比較方式(取引事例比較法)一日一問FP合格への道メルマガ
一日一問FP合格への道
VOL.349
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■本日の問題
不動産鑑定評価において、比較方式(取引事例比較法)とは多数の取引の事例を収集・選択し、事情補正や時点修正等を行った価格と比較して価格を求める方式である。
■○か×か?
↓
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○正しい
■解説
問題の通りです。
不動産鑑定評価とは、調査に基づき、国家資格者である不動産鑑定士等が不動産の経済価値を鑑定・評価し、その価格を表示することを言います。
評価の方法としては、「減価方式(原価法)」「比較方式(取引事例比較法)」「収益方式(収益還元法)」の3つの手法があり、鑑定評価の際にはこの3方式を出来るだけ併用し鑑定評価するように努めなくてはならないとされています。
今回は「比較方式(取引事例比較法)」に関して説明します。
比較方式(取引事例比較法)とは、多数の取引の事例を収集・選択し、事情補正(※1)や時点修正(※2)等を行った価格と比較して価格を求める方式のことを指します。
簡単に言い換えると、多くの実際の取引事例を不動産業者等から収集してその中から適切な事例を選択し、正常な事情の下にその取引が行われた場合の価格と比較し価格を求める方式のことです。
比較方式(取引事例比較法)が有効な場合は、(1)近隣地域若しくは同一需給圏内の類似地域等において、対象不動産と類似の不動産の取引が行われている場合と、(2)同一需給圏内の代替競争不動産の取引が行われている場合に有効だとされています。
※1,事情補正 = 取引事例、または賃貸事例に何か特殊事情が介在して、価格(賃料)の成立にそれが影響していると認められる場合は、もし正常な事情の下に行われたとしたら成立したであろう価格(賃料)に補正すること。
※2,時点修正 = 取引事例等に係る取引等の時点が対象不動産の価格を求めようとしている時点と異なることにより、その間に価格水準に変動があると認められる場合に、当該取引事例等の価格等を価格時点の価格等に修正すること。
■出題範囲
不動産
編集者:yama
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