第00599号 債券利回り 一日一問FP合格への道メルマガ

一日一問FP合格への道
VOL.599

皆さんおはようございます!
今日もFP合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(1月27日)まであと2日!

■本日の問題

債券利回りにおいて、新債券を発行時に購入し、償還まで所有した場合の利回りのことを最終利回りと呼ぶ。

■答えは?



×誤り

■解説

債券利回りにおいて、新債券を発行時に購入し、償還まで所有した場合の利回りは「応募者利回り」を指します。

利付債の利回りは、その保有形態・収益により「応募者利回り」「最終利回り」「所有期間利回り」「直接利回り」の4つの形態に分類されます。

以下でその特徴と計算式をまとめていきます。

「応募者利回り」

応募者利回りとは、新発債を発行時に購入し、その日から最終償還日まで所有した場合に得ることができる受取利息と償還差損益との合計額が、投資元本に対して年何%になるのかをみるもののことです。

つまり、新債券を発行時に購入し、償還まで所有した場合の利回りのことを指します。
問題はこのとおりですので正解です。

▽計算式={表面利率+(額面-発行価格)÷償還年数各}÷発行価格×100

「最終利回り」

最終利回りとは、全期間内に入ってくる受取利息と償還差損益の総計金額を、1年当たりに換算して、投資元本に対して年何%の利回りになるのかをみるもののことです。

つまり、既発債を時価で購入し、償還まで所有した場合の利回りをみるのです。

一般的に債券投資における『利回り』はこの「最終利回り」を指します。

▽計算式={表面利率+(償還価額-購入価額)÷残存年限}÷購入価格×100

「所有期間利回り」

所有期間利回りとは、保有期間中のインカムゲイン(利息・配当等)とキャピタルゲイン(譲渡益)の合計額が投資元本に対して年率何%になるのかをみるもののことです。

つまり、債券を償還期限まで保有せず、途中で換金した場合の利回りのことを指します。

▽計算式={表面利率+(売却価格-購入価格)÷所有年数}÷購入価格×100

「直接利回り」

直接利回りとは、債券の購入価格に対する1年間に受取る利息の割合を表したもののことです。

つまり、投資金額に対して毎年いくらのインカムゲインがあるのかをみるのです。

▽計算式=(表面利率÷購入価格)×100

以上となります。

債券利回りの種類の問題はその判別、計算共に出題されやすい問題なのでしっかり覚えてください。

■出題範囲
金融資産運用

編集者:yama

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