第00783号 日銀が行う買いオペレーションとは 一日一問FP合格への道メルマガ
一日一問FP合格への道
2015年3月9日号
VOL.783
皆さんおはようございます!
今日もFP試験合格に向けてがんばりましょう。
次のFP試験(5月24日)まであと76日!
■本日の問題
日銀が行う金融政策の一つである買いオペレーションには、金利を高めに誘導する効果がある。
■○か×か?
↓
↓
↓
↓
×誤り
■解説
買いオペレーションとは日銀が市場から債券や手形を買うことをいいます。
通常は買いオペ等と略されて使われます。
買いオペが行われることで市場の通貨量は増加することになるので、金融を緩和して金利を引き下げる効果が生まれます。
よって、買いオペには問題の正解は×誤りとなります。
これに対し、売りオペレーション(通称売りオペ)は日本銀行が保有する債権等を売り、市場の通貨を吸収することで、金利を高めに誘導する効果があります。
この買いオペレーションや売りオペレーションのように、日本銀行が介入して通貨量を調整することを公開市場操作といいます。
日銀はこのような手法で通貨量や金利を調整し、景気や物価をコントロールしています。
では、日銀が買いオペを行い通貨供給量を増加させた場合、具体的にどのような効果が市場に表れるのでしょうか。
買いオペで市場にお金の量が増えれば銀行の貸出金利は下落します。
金利が下落するということは、企業も個人もお金を借り易くなります。
そのため、企業の場合は設備投資のために、個人の場合は住宅購入のため等にお金を借りる人が自然と増えてきます。
このような住宅投資や設備投資など経済全体の投資が増えれば、企業の生産量の増加、収益の改善、雇用環境の改善などが起こり、個人の購買意欲も増すという経済効果が予想されるということになります。
https://www.go4fp.com/backnumber/00783/
■出題範囲
金融資産運用
FP合格最前線
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バックナンバー
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編集者:yama
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