第00875号-生命保険の保険料の算出 一日一問FP合格への道
一日一問FP合格への道
2020年5月24日号
VOL.875
皆さんおはようございます!
今日もFP試験に向けて勉強しましょう!
次のFP試験(5月24日)まであと76日!
■本日の問題
生命保険の保険料は予定死亡率・予定利率・予定事業比率の3つの予定率に基づき算出される。
■答えは?
↓
↓
↓
↓
○正しい
■解説
問題文の通りです。
保険料は予定死亡率・予定利率・予定事業比率3つの予定率に基づき算出されています。
この3つの要素を予定基礎利率といいます。
以下にその説明をまとめます。
【予定死亡率】
予定死亡率とは、統計上、性別や年齢ごとに定められてた死亡率のことです。
統計には各生命保険会社共通の生保標準生命表が利用されます。
予定死亡率が低くなると、死亡保障目的の商品は保険料が安くなります。
【予定利率】
予定利率とは、積立金の予定運用利率のことです。
予定利率が高くなると、運用によって得られる収益(利息)が多くなるため保険料が安くなります。
ちなみに積立金とは、加入者から集めた保険料のうち、必要な経費を差し引いたうえで将来の保険金の支払いに充てるためのお金のことです。
【予定事業率】
予定事業率とは、保険事業の運営上必要な経費の割合です。
予定事業率が低いということは、保険会社の経費が少ないということなので、保険料は安くなります。
この3つの要件から生命保険の料金は算出されています。
また、契約者が支払う保険料は、保険金支払いの財源となる「純保険料」と、保険会社の必要な経費となる「付加保険料」とで構成されています。
純保険料は死亡保険料と生存保険料とで構成されており、予定死亡率+予定利率を基に算出されます。
付加保険料は予定事業比率を基に算出されています。
■出題範囲
リスク管理
編集者:yama
最近のコメント