FP3級と2級試験の両方を合格した私の体験談と勉強方法

ぷーやんさん(42歳 個人事業主 男性 千葉県)からいただいたFP合格体験記です。

宅建と行政書士試験に合格をしたことで、FP試験に興味を持ったぷーやんさん。
宅建と行政書士の試験範囲はFP試験と科目が被る部分も多いので、最初は簡単に合格できるだろうと甘く考えていたようです。
しかし実際に勉強を始めてみると、今まで自分が持っていた知識よりも幅広い知識が必要であることに気付かされます。
何度も躓きながらFP試験の合格に向けて努力をし続けたぶーやんさんがどのようにしてFP試験に合格することができたのでしょうか。


FP試験を受けるきっかけとなったのは宅建(現在は宅地建物取引士)と行政書士試験の勉強をしたことです。

FPの試験には正直宅建と行政書士試験の勉強をするまでは全く興味がありませんでした。

金融や保険、税金などどれも複雑過ぎて自分とは縁のない分野かと思っていましたが、宅建で不動産関連の法律や行政書士試験で民法の面白さから次第にFP試験にも興味を持ちました。

宅建と行政書士試験は年に1回しかありませんがFP試験は年に3回も実施されますので、受験できる機会は多いと思ってました。

そして宅建と行政書士試験に合格をした後に、FP試験にも挑戦することにしました。

LECのWEB講義を使ってFPの試験勉強

最初からFP2級試験を受けようと思っていましたが、まずはFP3級から始めることにしました。

FP3級であっても国家資格なのでそれなりに価値があると思っていました。

宅建は独学でしたが、行政書士試験は資格スクールの「LEC」を利用してました。

この資格スクールがとても個人的には相性が良くて、1発で合格できました。

それでFP3級の試験は独学も考えましたが、ちょうどその頃FP3級のWeb上で受講できる講座が1万円を切っていたので、安かったこともあって独学ではなくまた「LEC」にお世話になりました。

当時はテキストは指定された市販のテキストを使うもので、それに基づいて講義を受けるというものでした。

過去問題集は、「LEC」で販売していたものを使いました。

解説がより分かりやすく便利でしたので、こちらの教材を使うようにしました。

他の資格の知識だけでは足りなかったFP試験

講義を受けた際、最初のライフプランニングと資金計画の分野から躓きました。

勉強する前は自分は宅建と行政書士試験に合格しただけの実力があるので、FP3級なら簡単であろうと正直なところ舐めていたところがありました。

ですが、実際に勉強してみると年金や社会保険などの複雑な制度を理解するのは結構しんどかったです。

今まで漠然と年金や社会保険などの薄っぺらい知識のままでしたが、しっかりと勉強してみると知らなかったことが沢山ありました。

確かに年金や社会保険といったものは複雑な制度になっているので素人には難しいものですが、勉強しておくと実社会ではかなり役立つものだと思いました。

次に勉強したのはリスク管理の分野でしたが、こちらは医療保険や生命保険そして損害保険などの知識でしたが、こちらも結構難しいので独学では挫折したと思います。

講義を何度も繰り返し聞くことで何とか理解できました。

これも実社会ではかなり役立つ知識なので、知っておいて損はありませんでした。

全ての問題の正誤判断が出来るまで過去問を繰り返し演習

こうした感じで、残りの分野も講義を繰り返し聞いて理解できるようになりました。

1つの分野の講義が終わった後、テキストを再び読んでからすぐにその分野の過去問題を解きました。

過去問題を解く際に気を付けたことは、1つ1つの選択肢毎に正誤できるようになるまで何度も繰り返し解くことです。

その中でも得意分野だったのが不動産と相続・事業承継でした。

これらの分野に関してはそれなりの前提知識を宅建や行政書士の勉強の際に身に付けていたので、この2つの分野に関しての勉強だけは楽できました。

またFP3級試験は〇X方式と3肢択一方式となっていますが、それにはこだわらずに過去問題はあくまで1つ1つの選択肢ごとに正誤判断ができるようにしました。

この過去問題の取り組みは宅建や行政書士試験でも同じやり方をしましたので、今回のFP3級試験も変わらずに同じスタンスで過去問題を解きました。

FP3級試験とFP2級試験の学習期間

FP3級試験の学習期間は、だいたい1月半程度でした。

受験したのが5月でした。

学習をし始めたのが4月に入ってすぐだったので、学習期間は1ヶ月半程度だったためやや学習期間としては少なかったですが短期集中でやり切りました。

それからFP3級試験を受験した後に採点してみたら合格ラインを余裕に到達していたので、すぐにFP2級の試験の学習を開始をしました。

FP2級はさらに覚えることが多くなりますが、前提知識のFP3級試験内容をかぶることがありますので立て続けに学習すると合格しやすいと聞いていたことから次の受験は9月だったので、そこに照準を合わせました。

FP2級は資格スクールを利用すると費用がかかるので、独学を選びました。

本屋で「スッキリわかる FP技能士2級・AFP」の教材を選びました。

これが一番自分には分かりやすかったので、これを選びました。

ただし、問題集自体はLECの過去問題を買いました。

こちらのが解説が詳しいので、過去問題としてはこちらを選んだ方がよりメリットがあると思ったからです。

FP2級も約4ヵ月程度の学習期間で1発で合格をしました。

FP試験のおかげで金融商品の知識が大幅に増加

学習方法は、FP3級試験の学習方法と同じです。

テキストを何度も読み込んで過去問題集を1つ1つの肢ごとに正誤判断ができるようにしていくだけでした。

最後に、FP試験を受験してみて、知らなかった年金や社会保険、税金に関してより深くなりましたので人生においてプラスになりました。

それと金融商品にも詳しくなったことから株や投資信託なども始めるきっかけにもなりました。

自分にとってはFP試験はとても有意義なものでした。


ぷーやんさん、とても参考になるFP合格体験記をご投稿いただきありがとうございます。

ぷーやんさんのように宅建や行政書士の試験をきっかけに科目が被っているFP試験の受験を考える方は多いです。
どちらの試験もFP試験よりも深い知識が必要になりますが、FP試験は深い知識よりも幅広い知識が必要になります。
そのため、他の資格に合格された方も範囲の広さに苦労することがよくあります。
一般的に簡単な試験だとは言われていますが、年金・保険・金融・税金・不動産に全く興味が無い、知識が無いという方には難しい試験です。
ですが、FPの知識は日常生活でもかなり役立つものが多いので、これからの時代を生き抜いていくためにも、多くの方に受験をして欲しい資格だと思っています。

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