FPの受験をしてみて思ったこと

マネードさん(43歳 男性 千葉県 自営業)からいただいたFP合格体験記です。

会社員であるマネードさんは、いつかは独立したいという想いを強く持つようになりました。
しかしお金に関する知識が不足していた為、今後の為にも幅広い知識を持ちたいと想い始めます。
その為FPの資格を取得する事を決意したマネードさん。
しかし、方法が分からずその勉強法すら手探りの状態から始める事に。
色々と試行錯誤するうちにようやくこれだと思える勉強方法に出会えたマネードさん。
果たしてその方法とは一体何だったのでしょうか。


会社員をしていましたが、いつしか独立したいという気持ちがありました。

そのためにはお金に関する知識を幅広く持たないといけないと思って、ファイナンシャルプランナーの試験を受けてみようと思ったのがFP試験を受験するきっかけになりました。

会社員をしている時はお金に関する業務をしていなかったため深くお金に関する知識がありませんでしたので、FP試験は3級から受験を考えました。

といいますかFP試験を2級を受験するためには受験要件があって、そもそも受験することはできませんでした。

2級を受験するためには、「AFP認定研修の受講修了者」若しくは「3級FP技能検定合格者」だったり、または「FP実務経験2年以上」がなければ2級を受験することはできない仕組みになっています。

自分はどの条件も満たせなかったので、まずはFP3級を受験して合格してから2級に挑もうと考えました。

独学で勉強を始めるものの…

なおFP試験は、国家資格でありながらも年に3回行われることが分かりました。

そのため、社会人の自分でも仕事をしながらでもコツコツ勉強していけば楽に合格できると当初は思っていました。

勉強スタイルは3級程度であればスクールに通ったり通信講座を利用しなくても市販のテキストと過去問だけで十分だろうと考えていました。

しかし、その考えは甘かったです。

例え3級といっても科目は6科目あって、これがかなり曲者でした。

また勉強というのは大学受験以来したことがなかったので、頭が固まっていたこともあって資格勉強をするにしてもスムーズに知識が入ってこなかったです。

ましてお金に関する知識は興味はあったもののいざ勉強するとなると、あまりにも複雑過ぎてしまって心が何度も折れそうになりました。

ですが、一度FP3級試験を受けると決めた以上は最後までやり切ろうと思いました。

改めて受験決意、勉強方法を変えて再挑戦

FP3級の受験日から逆算をして勉強期間を3ヵ月と決めました。

それ以上かかるとモチベーションが保てないと判断したので、3ヵ月という短期間で合格しようと目標を立てました。

1月、5月、9月の年に3回ある中で1月に受験しようと決めました。

市販のテキストをまずは一通り流し読みをしました。

まずは全体像を把握するところから始めました。

当然分からないことも多かったですが、まずは一通り流して読んでみようと思いました。

その際に分からないところはマーカーペンでチェックをしておきました。

2回目に読み返した際に重点的に読み込む必要があるところがどこなのか分かるようにマーカーペンでチェックをしました。

最初の科目の「ライフプランニングと資金計画」から難しかったです。

色々な法律の制度が出てくるので、それが結構複雑過ぎて最初はほとんど理解できませんでした。

次の科目の「リスク管理」も保険に関する知識が問われるので、これも不得意科目でした。

一方「金融資産運用」と「不動産」に関しては、やや馴染みもあったこともあって結構スムーズに理解することができました。

興味のある分野は比較的知識が頭に入ってきやすかったです。

それから残りの科目の「タックスプランニング」と「相続・事業承継」に関しては興味はありましたが、制度の複雑さもあって中々理解するのが一苦労な分野でした。

分からない科目は、過去問から遡ってとりあえず良く聞かれる箇所をテキストにどんどんチェックをしていきました。

自分に合った勉強スタイルを確立

勉強期間も3ヵ月間という限られた時間で合格するには、よく出題される問題を徹底的に押さえるようにした勉強スタイルがもっとも効率が良いと判断しました。

過去問でどのような問題が多く出題されるのかを理解すると、テキストを読み返した時によく聞かれるところあまり聞かれるないところに分けることができて、短期間で合格するためにはよく聞かれるところを重点的に読み返し、そして過去問を解いていきました。

FP3級は〇✕形式と3択形式で構成されていますが、過去問は一問一答形式でしたので、それも良かったです。

ただ過去問を解くのではなく、一問ごとに正誤が付けられるように勉強していきました。

それをすることで、問題の正答率は飛躍的にアップしていきました。

FP試験にかかった費用は、市販のテキストと過去問で約2500円程度でした。

そこにFP3級の受験料がかかりました。

FP3級には学科と実技共に受験料がかかって、それぞれ受験料は3000円となって合わせると受験料は6000円になります。

なお実技試験は、個人資産相談業務を選びました。

理由はそちらの方が単純に解きやすそうだと思ったからです。

約3ヵ月間の勉強を経ていよいよ受験日になりましたので、受験してきました。

手ごたえとしてはかなりあったので、試験会場を後にする際には合格点は余裕で超えたという自信がありました。

それから約1ヵ月半近く経って合格発表がありましたが、合格できていることは確信していましたが案の定合格できていました。

合格、そしてFP2級へ挑戦

そして、引き続きFP2級の試験の勉強をしました。

時間が空けない方が良いと思ってすぐにFP2級の勉強を始めました。

勉強期間はやはり3ヵ月間くらいでした。

勉強方法は3級の時と同じでした。

ただし2級は3級よりも深い知識が問われますので、より丁寧にテキストを読み返しながら過去問も一問一問丁寧に正誤が付くまで何度も解きました。

そして、FP2級も1発で合格することができました。

FPの試験を受けた際には最初は難しい知識が沢山出てきましたが、知っていると得できることもかなりありました。

それに将来独立した際にお金に関する知識があるとないとでは、経営にも影響してくると思っています。

そういう意味では、この資格は活用性の高い資格であると思っています。

受験して本当に良かったです。

これからはお金に関する知識は必要不可欠なものとなりますので、FP試験を受験する価値は大いにあります。


マネードさん、とても参考になるFP合格体験記をご投稿いただきありがとうございます。

将来の為に必要な知識がある、と言われても中々そこから実行できないもの。
その為に実際に行動し、FP2級まで取得してしまうマネードさんは本当に凄い方ですね。
特に素晴らしいのが期限をしっかりと定めて、計画的に勉強を実行できている所です。
重要度や勉強方法によって、メリハリを付けた勉強というものは存外出来ない人間も多いものです。
参考書をじっくりと活用するこの勉強法、是非皆様も挑戦してみては如何でしょうか。

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